女性の仕事と「日常」

女性が仕事を持ち多くの職場での就業比率が大きくなっています。働く女性が仕事と育児や家事をどのように、バランスよくこなしているかに関心があつまっています。
その一方で、日本には女性の管理職や指導的立場の人の数が極めて少なく、もっと上げようという目標を掲げています。かってあった「女性の地位向上」に似ています。
こうした中で、「働く女性の生活」に対して調査が行われました。フルタイムで働いている女性がどの分野に不満をもち、自分のライフスタイルをどのようにしようとしているかを見て見ました。
働いている女性がプライベートと仕事をどのように分けて考えているかについて、比重は半々くらいに考えており、理想からいえばもっと仕事の比重を下げたいと思っていることが判明しました。
さらに日常生活において「満足」といえるのはどの分野かを調べたところ、「家族とのコミュニケーション」が一番、満足度が低かったのは「介護」「運動・健康管理」「休息や睡眠時間や料理」など家族生活での「管理する」分野なども半分以下となっていました。
仕事や家事を両立させるため、効率よく熟すための家電製品や外部のサービスを利用している割合が大きく、「食器洗浄機」「ロボット型掃除機」などを利用。また外部サービスとして「ハウスクリーニング」「家事代行サービス」や「食事の定期的な宅配サービス」などの利用がありました。
女性が働く理由としては「生活の維持」が大きく、「社会への参加」「職業を持ちたい」とするところもあります。
女性の仕事をもっている人にとっての仕事と生活の意識の割合は、現状と希望にかなりの隔たりがあり、家事の足りない部分を便利な家電製品だけでは補い切れていない部分があると分かり、外部に依頼するにはコストがかかることや抵抗があることも分かりました。
家事と仕事を両立しようと忙しくしている女性が、さらに女性の仕事の場を広げるにはもっと何かを利用したり工夫したりすることが必要だということが分かります。